column: タイルをときめきで選ぶ


 
よくお客様から「たくさんタイルがあって楽しいけど、選ぶとなると分からなくなりますね」とお話を伺います。私もまさに「そうですね」と激しく同意。そして見れば見るほど迷ってしまう(嬉しいけれど)。という気持ちも、とてもよく分かります。ショールームで商品をご案内しながら、時間が経つにつれお客様の頭から湯気がプシューと出てくるのが見える気がします。



名古屋モザイクのモザイクタイル達。ほんの一部


選べるって幸せなことだけど、選択肢が多いと意外としんどいかも…。

あのりんごマークの創業者スティーブ・ジョブズだってファッションは同じスタイルを貫いていました。理由は、「日常の決断回数を減らし、本来やるべきことにベストな状態で挑むため」とか。それだけ何かを選択する・決断するってエネルギーを使うんです。

毎日の服装と、もしかしたら人生1度切りの家づくりを比べるのは可笑しな話かもしれませんが、でも家1つ建てるとなればタイル以外にも様々なことを決めていかなければいけません。
決めなければいけない項目がたくさんあり、さらに1つ1つの項目に対して選択肢が山盛り。
タイルの選び方だって何が正解か分からなくなるのは頷けます。


私も買い物をしているとき、品数があまりにも多いと買うのを止めることがあります。買おうとして、どれが良いかあれこれ考えて、考えて、最後に頭から煙が出てきたなと思ったら、今日はもう買うのを止めようという感じ。これは、他の人もあるあるなのか、こういう現象って何か呼び方あるのかな?と思い、Google先生に聞いてみると心理学で「ジャムの法則」というものがあるようです。「決定回避の法則」とも。この法則、選択肢が多くなると決定しづらくなるという意味合いで、まさしく私が日々感じていることは他の人も感じていることだと実感しました。


長くなりましたが、タイルも意外と選べるものが豊富にあるので、それなら「ときめき(直観)」で選んでみませんか?名古屋モザイクのタイルは、種類が豊富(だから迷ってしまうんですよね)。色数もたくさん。なんだか似たようなデザインもあるので、お好みの色や形が見つかる可能性は高いかもしれません。




何かモノを買うとき、様々な条件を当てはめて必要なモノを得るという手段が一番賢い方法のようにも思えますが、時には自分の気持ちを優先させても良いかもしれません♪

私はファッションが大好きでお店に並ぶ服やアクセサリーをウィンドウショッピングをしていると、パッと手に取った服に「キュン」と、ときめく瞬間があります。こんな時は、もう絶対買いです。


家に貼るタイルも意匠的な要素が大きいときは、瞬間の「ときめき」を大切にしてみてはいかがでしょうか?カタログをパラパラめくりながらでも良いですし、全国各拠点にショールームもあるので、実際にショールームでタイルを見るのも良いかと思います。目に入ったタイルに「キュン」とする瞬間があるかもしれません。


意匠性を求めてタイルを使う場合、正解を見つけようとすると、その正解が何なのか?という無限ループにはまってしまうこともあるので、まずは自分の中でイメージ集を作ってみるのもオススメです。私はピンタレストでよくイメージ集作りをしています。こんな感じ↓




気になったタイルの写真をどんどんピンタレストのフォルダに保存して、「お気に入りのTileフォルダ」を作ってみるのも楽しいので試してみて下さい。事前に好みの雰囲気を頭の中に入れておくだけでも、「キュン」センサーが感知良く作動すると思います。
案外正解は自分の中にあるのかもしれません♪

楽しんでタイル選びをしていただけたら嬉しいです。

最後に、東京ショールームではたくさんのタイルの展示品をご用意しております。カタログだけでは分からない質感や実際の色みを見ていただけるかと思いますので、ショールームでお待ちしております。